久喜中卒業式で祝辞を述べました

今日は市内中学校卒業式。

私は久喜中学校に参列しました。
(市議会議員は居住住所により、参列させて頂く学校が決まります)

今日は祝辞の大役を預かりましたので、以下2点を自分に課し、臨みました。

①3分以内に収める

②紙を読まない(暗記する。せっかくなので顔を見て伝えたいから)


特に②に関しては、誰に求められたワケでもなく、私の勝手なこだわりなので、変な噛み方をしたり、セリフが飛んだりして、式の流れを壊すことは許されません。一昨日から2日間猛練習しました!

終わりでもあり、始まりでもある「卒業式」。

参列するたび、凛とした気持ちになります。
希望に溢れた門出でした。

以下、祝辞全文です。



卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

9年間の義務教育課程を終えた皆さんの心強い姿に、感激しています。

卒業する皆さんに伝えたいことは

「家族を大切にして欲しい」ということです。

昨年夏、私は父親になりました。

生後8か月の息子は最近、自力でボールをつかんで、転がすことが出来るようになりました。

子を持つ親となって、はじめて分かったことがあります。

「子供が何かに挑戦して、出来なかったことが出来るようになること」は親として本当に嬉しいということです。

15年間生きて来た皆さんが「出来る事」はもう数え切れません。

それは、出来ることの数だけ、挑戦を繰り返してきたからです。

挑戦の度に、成長し、たくましくなっていく皆さんの姿は、

ご家族にとって、先生方にとってどれほど嬉しいものであるか。想像もつかないほどです。

思春期と言われる時期ですから、親との関わり方で思い悩むこともあるかもしれません。

心にも思っていない言葉が、口から飛び出してしまったり

誰にもぶつけることが出来ない感情を、親にはぶつけてしまったり

そういった中でも忘れて欲しくないのは、
あなたのお父さん、お母さんは、

あなたのことが「大好きだ」ということです。

口うるさいのも、

小さなことにも心配するのも、

やたらと話しかけてくるのも、

あなたのことが、大好きだからです。

あなたのことを、もっと知りたいと思っているからです。

その気持ちは、あなたが生まれてからこの瞬間まで一切変わってないはずです。

そして、あなたが成長していく姿に、この上ないパワーをもらっているはずです。

出来れば、節目の今日は直接感謝の気持ちを伝えて欲しいのですが、

それが難しければ、これからも、あなたが挑戦する姿を、たくさん見せて下さい。

それが、家族の皆さんに感謝を示す方法も一つかと思います。

この中学校生活は、きっとかけがえのない素晴らしい日々であったと思います。

しかし将来「中学校に戻りたい」と、思ってほしくはありません。

この素晴らしき中学校の思い出を胸に、いつ、どんな状況であっても「今」が最高だと言えるような日々を過ごしてもらえたらと思います。

これから始まる新たな日々が、面白いものになるかどうかは、あなた次第です。

自分から動いて、世界を広げて、面白い日々を作って下さい。

201名の卒業生の皆様の未来が、201通りに輝くことを祈念して祝辞と致します。

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