ご卒業おめでとうございます

今日は久喜中の卒業式に参列しました。

式の最終盤、合唱の時には、卒業生の目から溢れる涙。

一生の礎になるような、素敵な3年間を過ごしたことが、伝わってきました。

僭越ながら、私も壇上で祝辞を述べました。

(今回も気合いで暗記して臨みました!)

卒業生の皆さんの未来が輝くことを、心から願います。

以下、祝辞全文です。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。


私は、1歳、5歳、7歳の3人の子を育てていますが、その子たちが中学を卒業する時に、親としてどんな気持ちになるか、今は想像もつきません。


でも、ひとつだけ、たしかに想像できることがあります。


卒業生の皆さんのお父さん、お母さんは、15年間ずっと、あなたのことが大好きだということです。


15年と言いましたが、正確には、もう少し前までさかのぼります。


病院のエコーで、あなたの姿を見て鼓動を聞いた時のこと、

お腹の中にいる貴方に聞こえるように、話しかけていた時のこと、

そうして、やっと貴方に会えた時の感激。


15年経って、表現の仕方は変わったかもしれないけれど、その時に抱いた、あなたを大切に想う気持ちは全く変わっていないはずです。


そうして生まれてきた貴方は、どんどん世界を広げていきます。

最初の居場所は小さな布団の上。

やがて自力で動き回るようになると、目が離せなくて大変です。


この頃の行動は、大人の想像を超えます。


お腹が空いているはずなのに、ご飯をなかなか食べなかったり、

お気に入りの木の枝が折れただけで、大泣きをしたり

さっきまで元気だったのに、深夜に熱を出したりします


いつしか、少しずつ手が掛からなくなると、

あなたの世界は、家庭の外へと広がっていきます。


小学校に入り、多くの友達や先生と出会い、出来ることがどんどん増えます。

中学に入り、更に多くの人と接し、様々な挑戦を通じて、時に葛藤を抱えながら大人の階段を駆け上がります。


そして、この春。あなたは自分で進路を切り拓きました。


試行錯誤しながら、世界を広げ、変わっていく貴方の姿は、ご家族にとって、どんなに嬉しかったことでしょうか。


親というのは、不思議なもので、

子どもが変わっていく姿が、嬉しいのに、

変わっていく姿に、寂しさを感じたりもします。

この説明のつかない気持ちこそが、深い愛なのだと思います。


さあ、春からは新生活です。

あなたの人生の主人公は、あなたです。

主人公がその気になれば、どのようなストーリーも描ける。


これからも、あなただけのストーリーで世界を広げ、変わっていく姿を、家族や、お世話になった先生方に見せてください。


久喜中学校卒業生、190名の未来が、190通りに広がっていくこと願って祝辞とします。

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