小学生が顔面を15針縫う大けが
「先送り」「放置」が招いた事故です。
小学生が、久喜市内の公園の敷地内で公園施設から大きくせり出したトタンで、顔を切り、15針も縫う大ケガを負ったとの一報がありました。
「顔面を15針」
どれほど痛かったか、言葉もありません。
眼球にあたっていれば失明の可能性もあったはずです。
担当課への聞き取りなどを通じて状況を整理すると、以下の3点が重大な問題と思われます。
・トタンは経年で破損が進み、鋭利な部分が空間にむき出しだった(画像参照)普通に歩けば身体に触れ得る。
・トタンは、15年前から使用していない「ゴミ捨て場」の屋根だった
・ゴミ捨て場は15年間使っていない=トタンは全く不要なのに、片づけられることもなく放置されていた
要するに、「公園内にあった、無意味な危険物で、子どもがケガをした」という事案です。
子どもが公園を走り回るのは当然です。
また、写真を見ると明らかに「空間にせり出している」ため、発見も困難でしょう。
それに市は、定期的な公園の安全点検を行っていたはずです。Googleマップの過去画像を辿ると、少なくとも2年前からトタンは、本来の位置を飛び出し、せり出していました。
撤去するべき不要な危険物を放置していた市の責任は免れません。
本件に限らず「不要になった構造物」の処理を「先送り」する事例が、久喜市は多すぎます。
先送りする理由などありません。予算が必要ならば確保するべきです。
本件については、6月議会で取り上げるとともに、
このような「先送り」「放置」が無いように、チェックを強化したいと思います。
0コメント