主人公のあなたへ
今日は中学校の入学式。
私は、久喜中で祝辞を述べました。(暗記していきました😊)
素晴らしい3年間でありますように。
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久喜中学校新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
今日から中学生活のスタートラインに立つ皆さんの力強い姿に感動しています。
さて、いきなりですが、私は漫画やアニメが大好きです。
鬼滅の刃、ドラゴンボール、スラムダンク―。数々の作品に親しんできました。
多くの人を魅了する作品には、共通点があります。
それは、主人公が「完璧ではない」ことです。
失敗をしたり、挫折したり、悲しみを抱えていたり、自分の弱さをさらけ出したりすることです。
では、「主人公」を「自分」に置き換えるとどうでしょうか。
失敗や挫折は出来るだけしたくないし、自分の弱さも人に見せたくはない。
37歳の私がそうです。きっと12歳、13歳の皆さんもそうだと思います。
でも、多くの作品を通じて、本当は知っているはずです。
失敗があるから成功が輝くことを。
一回しゃがんでこそ、高くジャンプ出来ることを。
そして自分の「弱さ」は周りから見ると、「親しみ」でもあることを。
一度きりの中学生活、主人公はあなたです。
ストーリーを描くのもあなたです。
完璧である必要はないし、最短距離を進む必要もありません。
時に、立ち止まったり、回り道をしても良いと思います。
そこからしか見えない景色が、あなたのストーリーを彩ってくれるはずです。
125名の皆さんのストーリーが、125通りに輝くことを祈念して、祝辞といたします。
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