【祝辞】自分だけの道を
今日は、久喜市内小学校の卒業式。
私は久喜北小で祝辞を述べました。
校長先生、教育委員会、市長(代読)の後の4人目なので、式進行のテンポを考えてコンパクトにまとめました。
前日から何十回も練習をしてタイムを計って臨んだので、ピッタリ2分半くらいで終わったはずです。
世の中には色んな「式典」がありますが、卒業式ほど、希望に満ち溢れた式典はありません。
出席する度、元気をもらい、気合いが入ります。
門出を迎えた全ての皆さんの前途を、心から祝します。
◆(以下祝辞全文です)
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
小学校6年間の課程を終えた皆さんの姿、本当に力強く感じます。
皆さんは、この6年間で、たくさんのことが出来るようになりました。
学習、運動、人との関わり方、その全てにおいて1年生の頃とは別人のような成長を遂げたはずです。
鮮明に覚えている日も、そうでない日も、その全てが重なって、成長があったことは間違いありません。
共に日々を重ねた、家族の皆さん、先生方、多くの友達に感謝をしましょう。
さて、この春から皆さんは中学生になります。
先日の北小健康会議で、中学校進学にあたって皆さんが抱えている不安を聞かせてもらいました。
勉強は難しいか、友達は出来るか、部活動は大変なのか。それぞれに不安があるようです。
「不安」はゴールが見えないからこそ生じるものです。
しかし、ゴールが見えないからこそ、道のりは楽しくもなります。
時に遠回りをしたり、寄り道をするなかで、色んな人と出会って、色んな景色を見る事が出来るからです。
52人いれば、52通りの道があるはずです。
「不安」を「力」に変えて、あなただけの最高のゴールを目指して下さい。
12歳の皆さんが大人になるというのは、もうそんなに遠い話ではありません。
大人になることは、とても楽しいことです。
色んな挑戦をして、人と関わり、様々な感情を知ることで、世界がどんどん広がっていきます。
皆さんにとって、世界を広げる第一歩が、この春から始まる中学校生活です。
時に歯を食いしばって頑張らなければいけないこともあるし、心をすり減らすような出来事もあるかもしれません。
でもそれは、あくまで道の「途中」です。
途中で、道の良しあしを判断することなく、ゴールを目指して成長を続けて下さい。
久喜北小学校6年生52名の皆さんの未来へ続く道が、一層輝く事を祈念して祝辞と致します。
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