一票の重み
衝撃のニュースが飛び込んできました。
甲賀市の選挙で、有効票が捨てられ、その穴埋めとして白票が水増しされたとのこと。
言うまでもなく、選挙とは民主主義の根幹です。
その根幹を毀損する行為は、絶対に許されることではありません。
当然ながら
水増しされた投票数が選挙結果に影響があるか無いかは、本件の重大性には無関係です。
私は、2015年の県議選の際に、投票立会人(開票後集計された投票用紙を確認する役割)を担いました。
一票一票を確認する最中、そこに見える背景は様々でした。
お年寄りの方が投票に来てくれたのでしょうか、震える字で書かれたもの。
初めての選挙なのでしょうか、若い学生さんのような字で書かれたもの。
例え、意味として書かれている文字が同じであっても、同じ一票など存在しないのです。
甲賀市のケースでは、総務課長、総務部長が不正の判断に関わった可能性も報道されています。
報道が事実であれば、公選法違反による立件は確実でしょうし、懲戒免職も免れないでしょう。
すぐに報告していれば、ここまで大きな問題にはならなかったはずです。
判断を誤った代償は小さくありません。
選挙に関わるものとして、一票の重みを知るものとして、自戒を込めて。
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