熱中症〜救急車を呼んだ話

先日、市内道路を自転車で走っていたら、目の前を歩いていたおばあさんが突然仰向けに倒れました。

慌てて駆け寄ると、ものすごい発汗。

意識も朦朧としているため、すぐに119番に電話し救急車を要請しました。

しかし、119で通話をしている最中、朦朧とする意識の中、おばあさんから

『救急車は呼ばないで』の声。

理由を聞くと

『救急車を呼ぶと、人様に迷惑がかかるから』

『家も近いから、歩いて帰れる』

とのこと。

しかし言葉は不鮮明で、1人で歩く事も出来ない状況です。

どうしようもない状況で救急車を呼ぶのは迷惑ではないこと、


一人暮らしとのことなので、仮に家に辿り着いても危険であること


を説明、説得し救急車の要請を継続しました。

その後、わずか数分で駆けつけた救急隊により、処置が施され病院へと搬送。

とりあえずは事なきを得ました。

切迫した状況下でも、まず『人様』が先に出てくる『利他の心』には敬意を表さざるを得ません。

しかしその判断が適切かどうかは、また別問題です。(そもそも朦朧とした意識レベルで、適切な判断を下すのは困難です)

もしかしたら、皆さんも同じような状況になることが、あり得ると考えて顛末を記しました。

最後に各消防が示す、救急車を呼ぶべき基準表を添付します。

迷った際の基準にご活用ください。

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