負担が掛かり過ぎる「残業」「休日出勤」は止めるべき!

‐議会提案実現‐

9月議会で提案した内容が早速市政に反映されましたのでご報告いたします。

今回提案したのは、

久喜市で新型コロナウィルス検査陽性が出た場合の情報発信に備え、

担当課の職員の方が、残業や休日出勤するのが常態化していた状況の改善です。

新型コロナウイルスは指定感染症であるため「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により都道府県に対し、積極的な情報公開が課せられています。市の対応は県に準じています。

そのようなことから

久喜市で新型コロナウィルスの検査陽性者が出た場合、

まず埼玉県から夕方に一報が入り、

その後、久喜市のホームページやSNSでの発表を行います。

そのため市の発表は19時半~20時くらいとなります。

また、休日も職員の方が出勤し、同様の対応を取れる体制を敷いていました。

連日です。


緊急事態宣言下などであれば、情報の「速報性」に意義があったかもしれません。

しかし新型コロナウィルスとの戦いが長期戦になることが避けられない今、

連日残業や休日出勤をしてまで「速報」を出す必要があるでしょうか?


そこで

「翌稼働日に同様の情報発信をすれば十分ではないか」と提案しました。


担当課では答弁しづらいだろうと、議会では市長に答弁を求めたところ、市長が決断をしてくださいまして、

提案の通りに対応が改められました。


注意喚起の情報はマスコミから十分に報道されておりますし、

そもそも「市内在住の誰かが検査陽性だった」という情報を夜に知っても、翌日に知っても、

我々の行動に変化はありません。


いつも通りに、三密を避け、手洗いを励行するのみです。


これまでの半年以上、市の担当課への負荷は相当なものでした。

コロナが終息するまで、同じ対応をするのは不可能で、どこかで対応を変えなければいけないと思っていました。


併せて、情報発信の際に「累積陽性者数」を殊更に強調するのは、止めましょうとも提案をしました。

現に8月27日時点で言うと、

市内の累積陽性者数は36人ですが、患者数は5人です。


考えれば当然なのですが、陽性者も次々陰性に戻るわけで、

情報として意味を持つのは「累積値」ではなく「現状値」です。


提案の結果、SNS発信のタイトルからは「累積陽性者数」が削除されました。


もちろん警戒するべき感染症であることに変わりはなく、対策は継続して行うべきと思います。

持続可能で、有効な情報発信が行われるように、引き続き議会からチェックして参ります。

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