卒園生に贈る言葉
今日は息子が通う幼稚園の卒園式。
息子はまだ卒園しませんが、私は父母の会会長としてお祝いの言葉を贈りました。
真っ直ぐな目で卒園証書をもらう卒園式のみんなはとても立派で、希望に満ちていました。
■お祝いの言葉■
ご卒園おめでとうございます。
今日は、○○幼稚園のお父さん、お母さんたちを代表して、卒園する皆さんに『ありがとう』を伝えます。
当たり前ですが、お父さんもお母さんも、最初からお父さん、お母さんだったわけではありません。
皆が生まれてから、お父さん・お母さんになりました。
私もお父さんになってから、世界はガラッと変わりました。
自分一人では気が付かないことを、子どもが教えてくれるからです。
いつも通っている道にも、きれいな花が咲いていること
空に浮かぶ雲は、よーく見ると恐竜にも見えること
出来なかったことが出来るようになる姿が、とても嬉しいこと
お父さん、お母さんの世界を広げてくれて、たくさんのことを教えてくれて、心から感謝しています。
さて、10年後、皆さんは何歳になりますか?
成長していくにつれて、幼稚園で過ごした日々は、少しずつ忘れていってしまうかもしれません。
でも、幼稚園で過ごした日々は、決して無くならない、「たしかな根っこ」をつくってくれました。
初めて会ったお友達とも、一緒に遊べば、すぐに仲良くなれること
友達が悲しい気持ちの時は、自分も悲しい気持ちになること
一緒に笑うと、とっても楽しい気持ちになること
全部大切な『人としての』根っこです。
みんなはこれから大きな木のようにぐんぐん成長していきます。
強い風が吹くと、枝が折れることもあるし、葉っぱが落ちることもある。
でも、根っこが揺らぐことはありません、
ずっと、みんなの成長を支えてくれます。
さて、もうすぐ1年生です。
大きくなるにつれて、見える景色も増えてきます。
みんなの前にどんな景色が広がるか、とても楽しみです。
ずっと、応援しています。
素敵な一年生になってください。
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