【成果と課題】対行政暴力への対応/若手にチャレンジの機会を
久喜市では、近年若手職員の離職が増加傾向にあります。
そこで今回の議会では、職場環境の改善と、モチベーションアップについて提案しました。
――――――――――――――
対行政暴力マニュアル策定へ
――――――――――――――
「対行政暴力」とは、職員に対し理不尽な要求を繰り返したり、不当に長時間拘束をしたりする事例を指します。
こうした事例は久喜市役所内でも散見されます。
全ての方に誠意をもって接するのは重要ですが、明らかに理不尽な要求に対しては毅然とした対応をとるべきです。
職員の方の勤務時間は、久喜市全体の財産であり理不尽な案件対応に時間を必要以上の時間を割くことは、市全体の損失だからです。
また、窓口対応の機会が多い若手職員にとって対行政暴力は仕事へのモチベーションを著しく下げる要因にも成り得ます。
しかし「毅然とした対応」が各人の能力に依存するものであってはいけません。後ろ盾となるような一定のルールが必要です。
千葉県で既に制定されている同様のマニュアルでは、例えば長時間の居座りに対し「警告→退去命令→通報」という明確な基準を示しています。
こうした基準が久喜市でも必要と考え、2019年の議会で「対行政暴力マニュアル」の策定を提案し「策定していく」と答弁をもらっていたのですが、
未だ、策定されない(!!!)ので再度議会で取り上げました。
取り上げた結果「今年度中に対応マニュアルを完成させる」という答弁がありました。
やっと時期が明確になりましたので、今後実効的なマニュアルが策定されることを注視して参ります。
―――――――――――――――
若手に「チャレンジ」の機会を!
―――――――――――――――
久喜市は現在、若手職員に政策形成の研修を実施していますが、
そこで形成された「政策」が実行されることはありません。
言ってしまえば、研修のための研修になっています。
私は、若手が練り上げた政策に予算を付けて、チャレンジする機会をつくるべきだと思います。
自分の提案が形になって、市政に変化をもたらすことがモチベーションアップに繋がることは間違いありませんし、
前例踏襲が根強い現状を打破するには、「チャレンジしても良い」という風土が必要だからです。
風土が変われば、職員の皆さんが描く将来へのビジョンも、変わるはずです。
実際に久喜市を動かすのは、市の職員の皆さんです。
職員の皆さんが意欲的に明るく働くことが、久喜市の発展ためには絶対に必要です。
こちらは「検討しいていく」という程度の答弁で、歯がゆいばかりですが、提案を続けていきたいと思います。
0コメント